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伊東市での一日ドキュメンタリー



去年の春から始めた、家族を一日密着して撮影する Day in the Life Sesesion

今回はその撮影方法のいくかのこだわりについて説明させて頂きます。

こだわりというより、マイルールに近いですね。

箇条書きしていきますとこんな感じです。


・被写体に対してポーズや「こちらに動いて欲しい」などの指示は一切ださない


・目線がこちらを向いている時はシャッターを切らない。


・家の電気のスイッチを付けたり消したり、ドアの開け閉めはこちらでは行わない


・フラッシュは使わない


指示を出ささない、ポーズを付けないというのが、この撮影での一番重要であり、

他のファミリーフォト撮影との違いでもあります。


これは、撮影のご依頼を頂いたご家族にも、事前に強調して伝えています。

こちらで指示を出した瞬間、どれは純粋なドキュメンタリーでは無くなってしまうので。

目線ありの写真も、できるだけ撮らないようにしています。

なぜかというと、たとえこちらからそれが指示を出していない写真だとしても、

どうしても第三者から撮られているという雰囲気が写真から伝わってしまうからです。


撮影を始めて最初の1-2時間は、子供達も知らない人がやってきて写真を撮っている訳ですから、

もちろんカメラ目線になってしまいがちです。


写真の好きな子供だったら「もっととってよー」ってせがんで来ますでしょうし、

苦手なお子さんだったら「なんで撮るんだよお」って嫌な目でやっぱりこちらを見るでしょう。


でも、目線をカメラに向けている時にあえて全くシャッターを切らない事で、

子供達も段々と、「そっか、カメラを見ても写真を撮ってくれないんだな」と理解してくれるようになります。


部屋の電気を付けない、フラッシュを使わない、で写真を撮るというのは、中々難しかったりします。


実際、普通のファミリーフォト撮影でしたら、窓からの自然光のほうがきれいなので、

基本的には全部電気も消してもらう事が多いです。


しかし、その家の雰囲気をそのまま伝えるというのがこの撮影の目的なので、

カメラマンが環境を変えてしまうのは良くないことかな、と思っています。


色々と縛りが多くて大変なのですが、

その「ありのまま」の中で良い構図、良い表情の瞬間、良い光を探して、

その家族にとっての思い出深い写真を残してあげること、

それが Day in the Life Session の醍醐味かな、そう考えています♪




この日撮影させて頂いたのは、静岡県伊東市にお住まいのご家族。

子供達の七五三も何度か担当させてる皆さんです。


長女ちゃんは3歳の頃から知っていますが、今では小学校上級生でしっかり者のお姉ちゃんに成長しました。


長男君らは家族の女子達にやられっぱなしだけど家族の中で一番マイペース。

それでいて思いやりのあります。


そして次女ちゃんは一番下なのに一番気が強くて、一番泣き虫でもあって、

起用に生きているいかにも末っ子って感じ♪


そんな三兄弟と、温かいご夫婦のご家庭の物語です。





撮影したご家族から、完成した写真をご覧頂いて素敵なコメントもいただきました♪


この時は前日の午前中から翌日の昼過ぎまでほんとに丸1日お付き合いいただきました。


お家で遊んでお昼を食べてから、午後から近くの遊園地へ。


色んな乗り物に乗って遊びまくり、そのままイルミネーションを見て帰宅。

翌日は私が仕事の間、旦那が子どもたちを公園に連れていくいつもの日曜日。

そして私が帰って来てから、節分だったから豆まき。

この、ある意味まとまりのない行動の我が家の週末。

ほんとに何千枚と撮ってくれてる写真をどう切り取られてどうまとめるのかな?!とほんとにドキドキワクワク待つこと1週間。


えっ。嘘でしょ?!

ほんと、撮った流れのまま、こんなに素晴らしくまとめれちゃうの?!

いや。ほんとに感動しました!!


そして、子ども同士の足の触れ合いや寝るときの様子。

いつも『早く寝なさい!!』と怒ってばかりで、こんな温かい視線で見ることのなかった日常の温かみをすごく感じました!

車でのやり取り、お庭での遊び。

そうそう!毎日こんな感じだ!!

自分の目の片隅にあった風景が、自分では日常過ぎてカメラを向けよう!と思ったことのない様子が、こんな風にちゃんと形になって残してもらえて。形になったことで改めて気づいた日常でした。


子どもたちが成人したり、結婚するときに見たら、きっと大号泣するな。

子どもと触れ合える時間が長い今だからこそ撮れる写真たち。 まだ一緒に遊びにいける間に残していきたいな。


Day in the Life Session by bozphoto & styles




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